小陰唇(しょういんしん)縮小手術のデメリットは?後遺症も含め解説

小陰唇(しょういんしん)縮小手術は、肥大化や左右差、黒ずみなどの問題を解消できることがメリットですが、同時にいくつかのデメリットも発生します。
デメリットの多くは経過とともに解消されることがほとんどですが、そうでない場合は施術内容に問題があったり、ダウンタイム中の過ごし方が適切でなかったりというケースが想定されます。
デメリットへの知識と対処方法への理解を広げ、リスクを最小限に抑えましょう。
小陰唇(しょういんしん)縮小手術のデメリット
小陰唇縮小手術のデメリットの弊害には、医師の技術力が関与するものもあります。
代表的なデメリットについて見ていきましょう。
理想の仕上がりとの相違
施術が適切に行われた場合なら、満足のいく結果が得られるはずです。
しかし大陰唇が左右非対称だったり、希望より切除量が多かったり、あるいは少なかったりと、理想と異なった仕上がりとなる可能性があります。
手術箇所の痛み
小陰唇縮小手術のデメリットとしてよく挙げられるのが、手術部位の痛みです。
施術中は麻酔が効いているため問題はなくとも、時間の経過によって痛みがあらわれます。
術後は痛み止めが処方されますが、施術当日から3〜4日は痛みが続くことが予想されるため、安静にできる環境をつくりましょう。
ダウンタイム中の出血
ダウンタイム中の出血は、メスで皮膚を切開・切除するため避けられません。
術後は出血が気になるかと思いますが、水で濡らすと雑菌が繁殖するおそれがあるため避けてください。
通常は経過によって徐々に症状が治まりますが、2〜3週間経っても出血量が変わらない場合はクリニックへ連絡を入れましょう。
排尿時の違和感
手術後の排尿時に違和感、不快感を感じるケースでは、患部がまだ治癒していないことが原因の一つです。
違和感の中には、尿が周りに飛び散ったり、特定の方向ばかりに向いたりするものもあります。
腫れによって飛び散ってしまう可能性もありますが、小陰唇を切除で小さくしすぎたケースでも起こりえます。
小陰唇(しょういんしん)縮小手術の後遺症
小陰唇縮小手術では、稀に後遺症が発生することがあります。
基本的には正しい施術、あるいは対処を行っていれば大きな問題には発展しません。
後遺症のリスクを抑えるために、衛生管理が行き届いているクリニックを利用することも大切です。
感染症
小陰唇縮小術の後遺症の一つは感染症で、患部に細菌が侵入することで発症する可能性があります。
感染症の症状は手術部位の腫れ、膿です。
場合によっては再び切開することも想定されます。
感染症の発症は、術後のケアを適切に行わなかったことや、患部が不衛生で雑菌が繁殖したというケースが考えられます。
血腫
血腫とは、血液が溜まって腫瘤になった状態のことです。
小陰唇縮小術に限らず、血腫は手術を受けた部位に発生する可能性があります。
血腫が見つかった場合でも、数日内に治まるなら問題はありませんが、状態によっては早急な処置が必要です。
血腫が見つかったらクリニックに連絡してください。
小陰唇(しょういんしん)縮小手術のリスク・デメリットを抑えるには
小陰唇縮小手術のデメリットを抑えるためもっとも重要なことはクリニックおよび医師の選択です。
そしてダウンタイム中の注意事項を守り、安静にすることが求められます。
技術の高い医師が在籍するクリニックを選ぶ
小陰唇縮小手術を成功させるためには、医師の高い技術力が欠かせません。
費用や知名度だけでクリニックを選ぶのはNGです。
過去の症例や医師の経歴、実際に手術した口コミなども検討材料にしましょう。
カウンセリングで手術に対する疑問や不安を投げかけ、誠実に対応してくれるかどうかも大切なポイントです。
難しい言葉や曖昧な説明のまま十分に理解せず手術を受けてしまうと「こんなはずじゃなかった」と落胆につながる可能性があります。
アフターフォローの内容を確かめる
アフターフォローの内容はクリニックによって異なるため、事前に調べるか、説明を聞いた上で納得できるところを選びましょう。
術後の患部の治癒力や副作用の症状の具合は人それぞれで、アフターフォローが整っていないクリニックで施術を受けてしまうと、万が一の状況になった際の対応が遅れてしまいます。
術後のトラブルや不安を感じた際などに、クリニックから誠実な対応をしてもらえないと徐々に不信感が募り、後悔へとつながる可能性もあるでしょう。
予想されるトラブルをピックアップし、一つ一つに対応してもらえるのか確認すると安心です。
医師との認識に差異がないか確認する
医師の抱くイメージと、患者の理想とするイメージに差が出てしまうのは起こりえることで、カウンセリングに時間をかけ、お互いのイメージを合致させることが大切です。
たくさんの手術をしてきた医師であっても、患者のイメージを全て尊重できるとは限りません。
小さくしたいと思っていても限度があり、切除しすぎてしまえば生活に支障が出る可能性があります。
信頼できる医師を見つけることが、手術を成功させるポイントです。
激しい運動は避けて安静にする
術後の患部はとてもデリケートで、手術によって大きな負担がかかっています。
ダウンタイムの期間は個人差がありますが、安静にしていれば1週間ほどで日常生活に戻れることが目安です。
激しい運動をして血行を上げてしまうと、症状が悪化するおそれがあるため注意しましょう。
デメリットを抑えた手術ならいとうらんクリニック四条烏丸へ
デメリットを抑えるためには、「十分な知識と技術を持ちながらカウンセリングも重視している医師」が在籍し「アフターフォローの良いクリニック」を選ぶことが重要です。
ダウンタイム中の過ごし方によってもデメリットの大小は左右されますが、施術内容に関しては自分の影響の及ぶ範囲外になるからこそ、クリニックの選択が求められます。
いとうらんクリニック四条烏丸では、お客様の表層における悩みの解決だけでなく、本当になりたい姿や課題までも発見し、解消することをミッションに掲げています。
美容のエキスパートとして、お客様一人一人に適した施術を行うため、カウンセリングにも力を入れており、アフターフォロー体制も万全です。
施術は熟練した医師が担当するため、デメリットを最小限に抑えた治療を受けられます。
小陰唇(しょういんしん)縮小手術で結果を出すには
結果を出すためには、熟練した医師が在籍するクリニックを選ぶことが重要です。
小陰唇縮小手術は一回の手術によって悩みを解消できることがメリットですが、デメリットとして痛みや出血、腫れの症状があらわれます。
デメリットをなくすことは不可能ですが、リスクを減らすことは可能です。
デメリットについて理解を広げられれば、リスクを最小限に抑えた上で満足な結果を上げられるでしょう。

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 |
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |